![ブラケット矯正[10代の歯並び矯正]2期治療](images/ks5.jpg)
ブラケット矯正
[10代の歯並び矯正]
2期治療
子供のブラケット矯正(2期治療)は、永久歯が生えそろった12歳くらいから行います。大人と同様、ブラケットを装着して歯並びを整え、正しい噛み合わせをつくっていきます。部活動や受験など、お子様のご予定を考慮した治療計画をご提案いたします。
歯並びへのコンプレックスを解消して
“本当の笑顔”“自分に自信”を
手に入れていただきたい

2期治療は、永久歯が生えそろった12歳くらいから始める治療であり、「本格矯正」とも呼ばれます。1期治療を行ったお子様は、歯並びを並べる「しあげ」の治療です。中高生で矯正治療を始める場合は、この2期治療から開始することとなります。
中高生という多感な時期は、周囲の目が気になる時期でもあり、歯並びの乱れを気にするお子様は少なくありません。歯並びがコンプレックスになって、思い切り笑えなかったり、自分に自信を持てなかったり、さまざまな悪影響を及ぼしていることが多いです。そのため、矯正治療によって得られるメリットは多岐に渡り、心にも身体にもさまざまな影響が期待できます。
ブラケット矯正とは?

ブラケット矯正は、ワイヤーのついたマルチブラケット装置を使用する最も一般的な矯正治療です。歯の表面につけたブラケットにワイヤーを通して連結させ、歯を動かしていきます。
「見た目が気になる」という理由から、治療に踏み出せない人は多いですが、歯に近い色のブラケット・ワイヤーを使用した目立ちにくい装置もあります。

大人の矯正との違い

10代のうちは成長が終わっているわけではなく、組織の活性が良好で矯正治療に適した時期と言えます。大人では顎の成長が止まっていますが、10代は顎の骨が成熟していないため、顎の成長をある程度コントロールできます。
また、「もっと早く治療してあげれば良かった」という保護者様も少なくありませんが、2期治療は1期治療に比べて、治療を行う本人の協力が得やすいというメリットがあります。
矯正治療には年齢制限がなく、大人になって矯正を始める方も多いですが、顎の成長を利用できる年頃に治療を開始することのメリットは多いです。
お子様が歯並びを気にしているならば、早めの治療開始をお勧めしています。
2期治療の主な
メリット・デメリット
メリット
- ■成人矯正に比べて歯が動きやすい
(仕上がりが良い・抜歯の可能性が低い) - ■装置の選択肢が多い
- ■コンプレックスを解消できる
- ■自分に自信が持てるようになる
- ■発音や咀嚼能力が高まる
- ■歯磨きが行いやすくなる
(虫歯や歯周病のリスクが低減) - ■咀嚼機能を改善できる
- ■全身のバランスや運動能力が高まる
デメリット
- ■小さな子供に比べ、装置の見た目を
気にする - ■費用がかかる(保険が適用にならない)
- ■治療中は丁寧な衛生管理が求められる
(装置が入ると歯磨きが行いにくい) - ■調整後に痛みが生じる場合がある
- ■食事に制限がある
(歯につきやすい食べ物を
控える必要がある)

モトキデンタルクリニック
院長:石川 大樹
治療開始のタイミングを
見逃さないでいただきたい
矯正治療に年齢制限はありません。近年は大人になってから矯正治療を始める方が増えています。
しかし、「いつ治療しても同じ」ということにはなりません。10代のうちに治療を始めることによって、外科手術や抜歯を回避できる可能性が高まるのです。
症状によって、抜歯や手術の必要性は異なりますが、不正咬合を長く放置していると、骨格や顔の筋肉なども正しくない噛み合わせに対応して成長していきます。顎のズレがさらに大きくなり、それを治すための治療負担も大きくなっていくでしょう。
お子様にとって適したタイミングで治療を開始できるよう、歯並びが気になる場合は、早めに歯科医院で相談することをお勧めします。当院では、治療をする・しないに関わらず、歯並び・噛み合わせの現状や必要な治療について、詳しくご説明いたします。
矯正治療のゴール

多くの患者様は、歯並びを整えることを目的に治療を希望されます。しかし、キレイな歯並びをつくるだけでなく、正しい噛み合わせをつくることを目的に治療を進めていきます。
噛み合わせが悪いと、特定の歯に圧力がかかっていたり、偏った噛み癖があったりして、歯周組織や顎関節、咀嚼に関わる筋肉に負担をかけてしまいます。そのアンバランスが招く悪影響は全身に及び、さまざまな症状を引き起こすことがあります。
悪い噛み合わせによって起こる症状
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顔のゆがみ
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顎関節症
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頭痛
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肩こり
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歯の磨耗・
破損 -
歯周病
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気鬱
目立たない矯正も可能です

かつては、金属を使用した装置しかありませんでしたが、近年は白色や透明で目立たない装置もあり、以前よりも見た目を気にせず治療を行えるようになっています。
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一般的な
矯正装置メタルブラケット
最も一般的な装置です。費用を抑えて治療を行えますが、金属の装置が目立つというデメリットがあります。
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透明な
矯正装置クリアブラケット
透明なブラケットを使用するため、目立ちにくいですが、装置自体は見えます。費用はメタルブラケットよりも高くなります。
ブラケット矯正(2期治療)に関する
よくある質問
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治療期間はどのくらいですか?
治療期間は症状によって異なりますが、一般的に2年~2年半くらいだと言えるでしょう。治療前のカウンセリングで、お子様の場合はどのくらいの期間がかかるのか、ご説明いたします。
予防矯正(マイオブレース)を行っている場合は、土台の治療が完了しているので治療期間が短いケースが多いです。 -
通院頻度を教えてください。
治療段階によっても異なりますが、1~2ヵ月に1回のペースでご来院いただきます。当院は、平日は夜7時まで、土曜日午前も診療を行っていますので、学校や部活、塾などのあるお子様にも無理なく通院していただいています。
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抜歯は必ずしなければいけないのですか?
歯並びをキレイにするために、必ず抜歯するわけではありません。顎の大きさと歯の大きさがアンバランスで、歯が並ぶスペースが足りない場合、歯をキレイに並べるスペースをつくるために抜歯が必要となります。
症状によって異なりますが、顎の成長が完全に止まっていない段階ならば、抜歯せずに治療できる場合もあるでしょう。 -
矯正治療は保険がきかないのですか?
矯正治療は自由診療であり、一般的な症例では保険が適用となりません。外科手術が必要になる顎変形症の場合は、保険が適用となります。(保険の矯正治療は、一般的な歯科医院では対応ができません)
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矯正治療中の虫歯が心配です…
当院では、治療中の虫歯の発生を防ぐため、ブラッシング指導やクリーニング(受診時)を行っています。マルチブラケット装着後は歯磨きが行いにくく、虫歯のリスクが高まります。丁寧な歯磨きを心がけるなど、ご本人も予防に努めることが必要になります。
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矯正治療はスポーツに影響しませんか?
矯正治療中のスポーツは問題ありませんが、接触などによって口の中を切ってしまうこともあるため、注意が必要です。激しいスポーツを行う場合は、マウスガードの使用で防ぐことも可能です。
しかし、正しい噛み合わせをつくることで、強い力が発揮できるようになったり、身体のバランスが整ったりするなど、スポーツへの大きなメリットが期待できます。